サイバーセキュリティ企業NordVPNが、米West Coast Labs(WCL)による独立テストで、速度・リーク保護・接続時間など主要指標で競合4社を上回る結果となりました。1Gbps回線を用いた比較で、平均ダウンロード速度は817Mbpsと5社中最速で、2位との差は29~92Mbpsでした。接続時間は平均0.66秒と2位(1.62秒)の約2.4倍、最遅製品(3.09秒)の約5倍の速さでした。

評価は、Windows 11 ProとmacOS Sonoma環境で6分野を検証。VPNの基本機能検証では5社すべてが100%合格でしたが、セキュリティリークテストでは、IPやDNS、WebRTC、IPv6など8シナリオで計455回のネットワーク遷移を実施した結果、NordVPNのみがリークゼロを達成しました。速度面では独自プロトコル「NordLynx」がレイテンシ(通信の遅延)の増加を3msに抑えたとされます。

ウェブサイトアクセス性のテストでは、人気サイト100件のうち100%へアクセス可能で、追加認証が必要となるCAPTCHA発生も2件にとどまり、98%がストレスの少ない閲覧環境と評価されました。システム負荷の測定では、CPU使用率が平常時比+0.64%、メモリ消費が+510MBにとどまり、リソース効率で2位となりました。WCLは、AMTSO(アンチマルウェアテスト標準化機構)のガイドラインに沿い、現実的な利用環境を想定した試験を行う機関として知られています。

VPN市場は利用者増加とともに性能競争が激化しており、独立機関による詳細なベンチマーク結果は、サービス選定の材料として重視される傾向があります。今回の結果が、他社の性能改善や暗号化技術の高度化を促す可能性もありますが、具体的に各社がどのような改良を進めるかは今後の動向を見守る必要があります。

【サービス情報】

NordVPN公式サイト https://nordvpn.com/ja/

VPNの解説ページ https://nordvpn.com/ja/what-is-a-vpn/

source: PR TIMES

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